袁隆平氏が中国農業分野初のアメリカ科学アカデミー会員に

Record China    2006年6月26日(月) 12時17分

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世界的に著名な交雑水稲の専門家である中国工学アカデミー会員の袁隆平氏が、このたびアメリカ科学アカデミー会員に選ばれ、中国農業科学分野の初の快挙となった。

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袁隆平氏は1930年北京生まれ。四川省重慶の西南農業大学を卒業後、湖南省安江農学校の植物遺伝育種学教師として稲の新品種研究に従事、1984年から湖南雑交水稲研究中心主任に。中国特等発明賞や世界知的所有権機関(WIPO)の金賞など内外から多くの賞を受賞。「ハイブリッド米の父」として、中国の農業研究をリードしてきた。

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 袁隆平氏をはじめとする研究グループが開発した交雑水稲のおかげで、中国は世界の7%の耕地で世界の22%の人口の食糧問題を解決し、その技術はさらに多くの発展途上国にも伝えられ、世界の食糧安全の問題の解決や農民の収入増のために重要な役割を果たしている。アメリカ科学アカデミー会員の候補者指定・アジア地域指名グループは2005年に行った無記名投票で、袁隆平氏を選出することを一致決定し、アメリカ科学アカデミーに正式に推薦し、今回の袁隆平氏の選出となった。 袁隆平氏は1996年5月15日、日本経済新聞創刊120周年を記念して創設した「日経アジア賞」(第1回)において技術開発部門でアジア賞を受賞している。

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