周辺地域をコントロールできない中国の弱み―スペインメディア

Record China    2011年8月16日(火) 21時47分

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11日、スペインメディアは「中国のアキレス腱」と題した記事を掲載し、中国の弱みは地理、政治、歴史、技術面、国内情勢などにおいて、様々な原因で制約を受けていることだと指摘した。写真は中国海軍。

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2011年8月11日、スペインメディアは「中国のアキレス腱」と題した記事を掲載した。15日付けで環球時報が伝えた。

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アジア・太平洋地域の戦略担当者は、中国が覇権を握るのではないかという不安を抱えている。しかし、中国の現実を細かく観察すると、中国の野心は地理、政治、歴史、技術面、国内情勢などにおいて、様々な原因で制約を受けていることが分かる。

中国はその広大な国土で、近隣の国々と陸、海で境界を接している。そのため、それらの境界を巡っての衝突は近隣の国々にとっての不安材料となり、近隣の小国は長い間、その不安にさらされてきた。特に、ベトナムやフィリピンなどと領有権を争う南シナ海をきっかけとし、アメリカは日本、フィリピンとの軍事関係の強化をはかり、ベトナムとの関係を改善した。現在、中国周辺の地域ではアメリカが中国をけん制する役目を果たしているとする共通の意識をもっているが、一方で、発展途上国では中国が率先して西側諸国の国際社会でのコントロールを弱める意義があるとも考えられている。

しかし、中国が自らの方法で国際秩序の再構築を試みるなら、中国を支持する発展途上国も反対の立場をとるだろう。こうなると、中国は国際的な集団行動に直面することになり、地理的、政治的にけん制を受けることになる。

また、中国が世界的な技術力を獲得するまでには数十年かかると予想され、現在の中国にはアメリカに匹敵する技術力がないと考えられている。この技術力の不足が中国自身の地理的優勢を制約するものとなっている。(翻訳・編集/若林亜希)

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