Record China 2011年8月10日(水) 16時14分
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5日、ロシア紙ガゼッタは記事「ロシア石油パイプライン企業、中国に最後通牒」を掲載した。ロシアと中国はパイプライン利用料金の算定方法をめぐって対立を深めている。写真は2009年5月、パイプラインの着工式。
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2011年8月5日、ロシア紙ガゼッタは記事「ロシア石油パイプライン企業、中国に最後通牒」を掲載した。9日、新華網が伝えた。以下はその抄訳。
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中国は2009年、露パイプライン企業トランスネフチに100億ドル(約7690億円)、露石油企業ロスネフチに150億ドル(約1兆1500億円)を融資した。条件は今後20年間、年1500万トンの石油の供給を受けることだった。
しかし、トランスネフチは中国側が未払いのパイプライン利用料金を払わなければ契約を破棄するとの「最後通牒」を突きつけた。ロシアと中国は、料金算定の基礎となるパイプライン利用長(全長のうちの中国側が利用している距離)をめぐって対立している。
ロシア側はパイプライン全線分の利用料金を払うよう要求。中国側はパイプラインの途中地点で中国側に供給されているので、その部分までしか払えないと主張してきた。中国側は自身の主張に基づいて料金を支払っており、ロシア側は未払い分があると追加の支払いを求めている。
今回、「最後通牒」という強硬姿勢が示されたが、ロシア側のブラフだと専門家は見ている。あるロシアのアナリストは「ロシアと中国はまだ天然ガス供給契約を交わしていない。巨額の取引となる天然ガスの契約を交わす前に、石油供給契約を反故にすることは考えがたい」とコメントした。(翻訳・編集/KT)
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