中国人を狙った犯罪が急増、観光地で多発―フランス

Record China    2011年8月7日(日) 14時49分

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6日、フランスで中国人を狙った犯罪が急増している。写真はルーブル美術館。

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2011年8月6日、フランスの華字紙・欧州時報によると、中国人に一番人気の欧州の旅行先であるフランスで、中国人を狙った犯罪が急増している。中国新聞社が伝えた。

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フランスの中国大使館の統計によると、今年4月から7月までに発生した中国人を狙った盗難事件は70件以上。ただし、このデータはパスポートなどを盗られたために大使館に申し出た人の件数に限られており、実際の被害件数はこれよりもかなり多いと見られている。

フランスの警察当局のデータでは、パリ地区で今年1−5月に発生した家宅侵入による盗難被害は前年同期比11.4%増の1万4000件で、路上などでの盗難・窃盗被害はこの数倍に及んでいる。

一般的には、凱旋門やエッフェル塔、ルーブル美術館などがあるパリの中心エリアでの犯罪は少なく、比較的安全であると思われているが、実際にはそうではない。上述の犯罪の70%以上がこうした観光エリアで発生している。

犯罪の種類は様々で、中国人が多く被害に遭っているのがオートバイなどを使った路上でのひったくりである。また、中国語で話しかけ、安心させた後の詐欺、置き引きなどの犯罪も後を絶たない。最近はネット上で被害に遭う留学生も目立っている。

フランスの中国大使館は中国人観光客や留学生などに対し、インターネットサイトや中国語新聞などを通じて注意を喚起しており、被害にあったら速やかに現地の警察に通報し、中国大使館へ届け出るよう呼びかけている。(翻訳・編集/HA)

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