Record China 2011年8月1日(月) 15時28分
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7月30日、魚の網にからまった毒蛇が助けてくれたお婆さんを咬むというイソップ寓話の「農夫と蛇」さながらの出来事が起きた。お婆さんは一命を取り留めた。写真は11日、蛇に噛まれ病院に運ばれた長沙市在住の77歳の老人。
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2011年7月30日、魚をとる網に蛇がからまっているのを見つけたお婆さんが蛇を放してやったところ、恩を仇で返されるように手をかまれてしまうという、イソップ寓話の「農夫と蛇」さながらの出来事が起きた。31日付で福州日報が伝えた。
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お婆さんの手を咬んだのは「銀環蛇」(アマガサヘビ)という種類の蛇で、毒腺は小さいものの毒性はきわめて強いとされ、中国に棲息する毒蛇の中で最も毒性が強い蛇のひとつに数えられている。痛みを伴わないという特徴があり、手遅れになることも多いとされている。
省人民医院に搬送されたお婆さんは一命を取り留めたが、お婆さんの娘は「昔話に聞いたようなことが、まさか自分の身の回りで起こるなんて」と記者に話した。網にからまっている蛇を見てお婆さんが「可哀想だ」と逃がしてやろうとしたが、小指を咬まれてしまい、痛みがなかったことから毒蛇だと思わなかったと話している。
医師は「毒蛇に咬まれてもしばらくは何の症状も出ないこともある」とし、蛇の活動が活発になる夏から秋にかけて注意してほしいと話している。(翻訳・編集/岡田)
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