<在日中国人のブログ>中国の高速鉄道は経験不足、謙虚に日本に学ぶべき

Record China    2011年7月27日(水) 11時55分

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26日、中国高速鉄道の衝突・脱線事故を受け、在日中国人ジャーナリスト・莫邦富氏が「中国の高速鉄道は謙虚に日本に学ぶべき」と論じた。写真は25日の事故現場。

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2011年7月26日、中国高速鉄道の衝突・脱線事故を受け、在日中国人ジャーナリスト・莫邦富(モー・バンフ)氏が「中国の高速鉄道は謙虚に日本に学ぶべき」と論じた。華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長のブログに掲載された。以下はその内容。

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心配していたことがついに起きてしまった。しかも、予想よりずっと早く。23日に温州で起きた高速鉄道の衝突事故のことだ。筆者は16日、NHKの番組「ニュース深読み」にゲスト出演し、「“新幹線”特許を中国が米国などで申請している問題」について意見交換を行ったばかりだった。

テーマをはじめ、日本側ゲストや司会者の発言には“火薬のにおい”が充満していた。筆者はこれに真っ向から立ち向かったが、日本の専門家も見識ある意見を述べていた。例えば、特許はもちろん重要だが、その範囲に含まれない経験や知識の積み重ねも非常に重要であるということ。中国の高速鉄道にはこの点が欠けているという意見は正しいと思う。

「安全性はどうなのか?」との質問には「まだ実践と検証が必要な段階」だと答えた。中国ではハードが優れていてもソフトがそれに追いついていない場合があるからだ。この場合のソフトとは運行管理システムなどの部分である。

今回の事故発生後、日本のネットユーザーたちはこの言葉を指して「莫邦富の予言が当たった」と言っているが複雑な気分だ。このような予言が当たっても全くうれしくない。

中国鉄道部は自分たちの高速鉄道を「世界最速」「最高レベルの技術」「中国の鉄道建設史に輝く大事件」などと大げさに騒ぎ立てたが、大事な言葉が1つ抜けていた。それは「安全性」だ。我々はなぜ「世界で最も安全な高速鉄道」というスローガンを掲げないのか?

我々は「中国の速さ」にすっかり酔ってしまっているが、引き続き謙虚かつ冷静に高速鉄道先進国・日本に学ぶべきだということを忘れてはいないだろうか?我々は新参者である。すべての高速鉄道先進国に謙虚に学ぶべき立場にあることを肝に銘じるべきだ。(翻訳・編集/NN)

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