<レコチャ広場>高速鉄道事故は安全軽視の“ツケ”、ついに払うべき時が来た―中国

Record China    2011年7月26日(火) 4時32分

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25日、中国・浙江省温州市で起きた高速列車追突・脱線事故を受け、中国人ブロガー、卒詩成氏が「“中国の高速度”はいかに反省されるべきか」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は24日の事故現場。

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2011年7月25日、中国・浙江省温州市で起きた高速列車追突・脱線事故を受け、中国人ブロガー、卒詩成(ビー・シーチョン)氏が「“中国の高速度”はいかに反省べきか」と題した記事を中国のブログサイト・新浪博客に掲載した。以下はその内容。

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7月23日晩、高速鉄道「D301」と「D3115」が追突・脱線し、数百人が死傷するという事故に中国全土が心を痛めている。報道によると、「D3115」が落雷で停車しているところに「D301」が追突した模様。事件の詳細が明らかになるに従い、ネット上では様々な「反省」「責任の追及」「疑問」などの声が噴出している。

これに加え、先月30日に開業したばかりの北京・上海間の高速鉄道も何度も故障を起こしていることから、世間では「中国の社会発展の速度」に対する反省が始まっている。速度ばかりが重視され、何もかも急ピッチで進められた結果、潜在的な危険が積もりに積もり、ついにその“ツケ”を払うべき時期に突入したとの見方が広がっている。

アフリカのことわざは「ゆっくりゆっくり。脳みそをあなたの歩幅に合わせよう」と言っている。ソフトをハードの速度に合わせ、着実に物事を進めて行こうというものだ。我々も発展の速度を庶民の需要に合わせるべきではないのか。高速鉄道、橋、高層ビル、道路…いずれも国民を「実験台」にしてよいという理由はどこにもない。

大惨事を目の前にどれだけ反省し、どれほど謙虚になれるか。公共の道徳や良識をどれだけ持ち続けられるか。今後の発展の足取りがどれだけ安定したものになるかはすべて我々の取り組み方次第ではないだろうか。(翻訳・編集/NN)

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