アモイ事件主犯の送還決定=「反汚職活動の勝利」と海外メディア―SP華字紙

Record China    2011年7月24日(日) 14時34分

拡大

23日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、海外メディアはアモイ事件の主犯格・頼昌星の送還を「中国反汚職運動の勝利」と報じているという。写真はアモイ事件展覧会。密輸品や頼が保有していた高級車などが展示されている。

(1 / 4 枚)

2011年7月23日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、海外メディアはアモイ事件の主犯格・頼昌星(ライ・チャンシン)の送還を「中国反汚職運動の勝利」と報じているという。

その他の写真

アモイ事件とは、官僚や軍人、そして頼が創業した貿易会社・アモイ遠華集団などが手を組んで、石油や自動車などを大量に密輸していた事件。1999年に発覚した。頼は同年、カナダに逃亡。中国は12年間にわたり引き渡しを求めてきたが、送還されれば死刑の可能性もあると頼が申し立て、送還は猶予されていた。

先日、カナダの裁判所が申し立てを棄却。送還が正式に決まった。22日付独TAZベルリンは、頼が所有していた企業は現在、「反汚職博物館」になっていることを紹介し、中国が人権の進歩とそして利益をカードにカナダを譲歩させたと評した。

独誌デア・シュピーゲルは、中国が国家最大の敵と見なしている汚職官僚は米国、そしてカナダに逃亡しているが、頼の送還は逃亡者取り締まりにとっては大きな一歩だと報じている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携