澤と宮間、2人の「クールなスター」がなでしこを優勝に導いた―中国メディア

Record China    2011年7月18日(月) 18時6分

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18日、中国のスポーツサイトは、澤穂希と宮間あやという2人の“クールなビッグスター”が「なでしこジャパン」を優勝に導いたと報じた。写真は「なでしこジャパン」の優勝を伝える中国メディアの記事。

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2011年7月18日、中国のスポーツサイト・新浪体育は、澤穂希と宮間あやという2人の“クールなビッグスター”が「なでしこジャパン」を優勝に導いたと報じた。以下はその内容。

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米国のFWアビー・ワンバックが日本守備陣をコテンパンに打ちのめす、というのが試合前の大方の予想だった。だが、真の脅威は米国人選手より頭1つ以上も小さい澤穂希と宮間あやだったのである。アジアではとっくに名の知れた2人だが、最高の舞台で自らを世界トップレベルの選手であることを証明してみせた。

中国のサッカーファンもこの2人の名前は忘れることができない。宮間のフリーキックにより中国の負けが決定した試合が2度。澤にも18年に及ぶ戦いで3ゴールも決められている。今大会でも見事な職人技で、ワールドカップ決勝戦という神聖な殿堂で確実に結果を残した。

宮間のゴールはいささかラッキーもあったように思うが、こぼれ球を冷静にゴールに押し込むあたりはさすが。ここで注目すべきはゴールを決めた後の宮間の落ち着きぶりだ。狂喜乱舞するわけでもなく、派手なパフォーマンスでアピールするわけでもない。ただ、指を1本立てただけ。まるで、「当然なすべきことをしたまで」だと言っているようだ。

澤のMVPに異存を唱える者はいないだろう。日本が優勝を逃していても澤がとるべきだった。メキシコ戦でのハットトリックに続き、決勝戦ではニアに走り込んで決めた奇跡の同点ゴール。ドイツ戦でも絶妙なパスで決勝点をアシストした。ダークホース扱いだった「なでしこジャパン」を優勝に導いた最大の立役者は、チームの大黒柱・澤である。

彼女たちは感情をむき出しにすることはない。ギュッと口元を結び、試合に臨む姿は何かを熟考しているようにも見える。120分間の沈着、冷静、我慢で少ないチャンスを着実にものにしようとしているのだ。この点は米国人選手の奔放で外交的な性格とは正反対。こうした日本人特有の気質に加え、独自の技術を研究・蓄積してきた成果が実ったのだろう。

ここまで書いて痛感した。今の中国サッカーと彼女たちを同じ土俵で比べることはできない。両者のレベルは月とスッポンほどの差がある。(翻訳・編集/NN)

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