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7日、中国・四川省の臥龍ジャイアントパンダ野生化訓練基地で、ジャイアントパンダ「蘇琳(スーリン)」が出産した。写真は今年3月、交配に成功した蘇琳と武崗。
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2011年7月7日、中国・四川省の臥龍ジャイアントパンダ野生化訓練基地で、ジャイアントパンダ「蘇琳(スーリン)」が出産した。今年パンダが誕生したのは全世界で初。中国新聞社が伝えた。
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蘇琳は2005年8月に米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園で生まれ、2010年9月に四川省の臥龍ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地に戻った「帰国子女」。今年3月16日にオスのパンダ「武崗」との自然交配に成功し、妊娠が確認されたため6月16日に野生化訓練基地に移された。
7月7日午前5時(現地時間、以下同)に産気づき、10時10分に破水、12時36分に無事1頭目を出産した。午後1時12分には2頭目を出産したが、こちらは死産で、体重はわずか40gしかなかった。
蘇琳は野外環境の下で出産した初の人工繁殖パンダとなった。センターの研究員は今後、今回生まれた赤ちゃんパンダと昨年野生化研究基地で生まれた「淘淘(タオタオ)」の成長・発育過程を比較研究していく。
四川省ではこのところ続いていた豪雨と土石流で道路や電力設備が破損し、臥龍ジャイアントパンダ野生化訓練基地でも電力や物資が不足している。同基地のパンダ「海子(ハイズ)」と「茜茜(シーシー)」もまもなく出産期に入るため、関係部門は供給回復を急いでいる。(翻訳・編集/TH)
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