人民解放軍装備をすべて再現、中国初の兵士訓練用ゲーム―ロシア紙

Record China    2011年7月5日(火) 13時19分

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6月30日、ロシア紙・イズベスチアは、中国人民解放軍が初めて兵士訓練用ゲームを独自開発したと報じた。写真は中国人民解放軍の訓練風景。

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2011年6月30日、ロシア紙・イズベスチアは、中国人民解放軍が初めて兵士訓練用ゲームを独自開発したと報じた。中国国営新華社が4日付で伝えた。

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このゲームは「光栄使命」(光栄な使命)というタイトルで、一人の兵士が訓練任務、単独任務、対抗任務といったミッションをクリアしていくもの。軍の訓練などをバーチャルに体験することができる。プログラマーと軍事専門家による200人のチームが3年の年月をかけ、類似した国外のゲーム50本を参考に開発され、先月20日に正式版がリリースされた。

軍上層部が「なぜもっと早く開発しなかったのか」と公開したという戦争ゲーム。彼らの支持を得て、ゲームの中では人民解放軍が実際に使用している武器や装備がそっくりそのまま使用されているため、兵士の技能向上にとっても実務的なツールとなりうる。もっとも、こうしたゲームは米国などでは軍事訓練の一環として早くから取り入れられていた。そのため、一般発売はされていないが、もし一般公開されれば軍事マニアにとっては垂涎の作品になるだろう。

実戦に向けた訓練ツールとして優れたものであるためには、地形や気候・対戦相手などについてリアルな設定を施すことが必須。一部では、「光栄使命」が想定している敵国はあきらかに米国であるとの報道もあるが、ゲームの開発側はこれについていかなるコメントも発表していない。なお、中国国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は「特定の国を想定したものではない」と発言している。(翻訳・編集/愛玉)

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