2011年6月29日、上海通用（上海GM）の瀋陽工場を運営する上海通用北盛汽車有限公司が、間もなく当局から第3期拡張工事の許可を得る見通しであることが明らかになった。7月にも着工するという。中国の各メディアが伝えた。

同社によれば、既存工場の北側7．5キロの位置に新たな工場建屋を建設する計画で、敷地面積は約220ヘクタール。投資額は70億元で、プレス、塗装、組立てなど5つの工場を備える。完成後の年間生産能力は完成車30万台、エンジン45万基を見込む。

上海通用は国内に3カ所の製造拠点を持っており、生産能力は合計84万台だが、2010年のセールスは103万台を記録した。主力の煙台東岳工場は2度にわたる拡張工事を経て、現在は年48万台の生産規模を持つが、生産が追いつかずフル稼動が続いている。同社は15年のセールス目標を200万台としていることから、瀋陽工場の拡張によって生産能力の増強と東岳工場の生産負荷緩和を狙う。（翻訳・編集/JX）