英国はもはや大国ではない=温家宝首相訪英で浮き彫りに―英紙

Record China    2011年6月30日(木) 15時3分

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29日、英紙はこのほど、温家宝首相の英国訪問は中国に依存し頼らざるを得ない英国の姿を浮き彫りにしたと評した。写真は天安門広場。

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2011年6月29日、環球時報は記事「中国の台頭にこびへつらった英国―英紙」を掲載した。

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29日付英紙ミラーの論説記事は、温家宝首相の英国訪問は世界の舞台でもがき苦しむ英国の姿を「無情」にも浮き彫りにしたと評した。キャメロン首相は新興大国・中国にこびへつらい、英国経済の救済を頼み込んだのだ、と。

英国のGDPは世界7位。2位の中国には大きく引き離されている。対中貿易は貿易赤字の中でも最大の比率を占めている。もちろん英国だけではなく、他国も中国に依存している。経営不振から数カ月間もの給与未払いが続いていたスウェーデンの自動車企業サーブは、先日、中国企業が出資したことでようやく給与を支払えた。ギリシャの債務危機にも中国が支援を表明している。

中国は現在、米国と競い合っているが、最終的に米国を超える影響力を持つ可能性が高いと記事は指摘。英国はこの状況を無視することはできないが、キャメロン首相は無策だと批判した。中国経済の台頭や北大西洋条約機構(NATO)の対リビア軍事行動を見るに、英国はもはや大国としての動きを見せていないと嘆いている。(翻訳・編集/KT)

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