中国共産党の目先の利かなさには驚かされる―米紙

Record China    2011年6月30日(木) 9時50分

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21日、米紙は、米カリフォルニア大学アーバイン校の経済学教授の寄稿記事を掲載した。タイトルは「中国はいかに不公正な方法で米国を追い抜くか」。写真は28日、7月1日の党創設記念日に合わせて北京の天安門広場に設置された巨大な中国共産党のシンボルマーク。

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2011年6月21日、米紙ロサンゼルス・タイムズは、米カリフォルニア大学アーバイン校のピーター・ナヴァロ経済学教授の寄稿記事を掲載した。タイトルは「中国はいかに不公正な方法で米国を追い抜くか」。以下はその内容。

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米国経済を復興させるためには貿易赤字を大幅に減らす必要がある。それはつまり、中国との貿易赤字を減らすということだ。では、そのためにはどうすれば良いのか?まずは中国の製造業が自分たちより強いという「神話」を暴くことから始めなければならない。

確かに安い人件費という要素はある。だが、中国製造業の強みを詳しく研究してみると、そこには多くの不公正な貿易方法が絡み合っていることが分かってくる。それらのやり方は自由貿易の決まりからすれば、すべて違法なことだ。

具体的には、貿易補助金の支給、米国の技術や商業機密に対するあからさまな窃盗行為、米国の有名ブランドの模倣、人民元レートの操作、中国で事業展開する米国企業に技術譲渡を強制するなど。

このほか、中国共産党の目先の利かなさには呆れるばかりだ。膨大な環境破壊と大量の就業場所を犠牲にする代わりにほんのわずかな生産コストを節約しようとしている。その原因は業界に対する規制が極端に緩いことだ。世界保健機関(WHO)の報告によると、中国では毎年、70万人近くが大気汚染で死亡。炭鉱事故で命を落とす人は2000人を超える。

中国は自らの強みを生かして米国の何千何万という工場を閉鎖に追いやり、100万人を超える失業者を出した。だが、これらは自由貿易というウソの看板を掲げ、行われてきたものだったのだ。(翻訳・編集/NN)

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