中国系初の駐中国大使、ゲイリー・ロック氏が数週内にも赴任―米国

Record China    2011年6月27日(月) 20時26分

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26日、米国のゲイリー・ロック商務長官が中国系出身として初の駐中国大使に就任することが決定し、数週間のうちにも赴任することがわかった。写真はロック商務長官。

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2011年6月26日、米国のゲイリー・ロック商務長官が中国系出身として初の駐中国大使に就任することが決定し、数週間のうちにも赴任することがわかった。オバマ大統領は今年3月、ジョン・ハンツマン大使の後任としてロック長官を指名し、今月23日、米上院外交委員会がそれを承認した。米華字ニュースサイト世界日報の報道を中国新聞社が伝えた。

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中国系米国人として初の州知事となったロック氏は09年、中国系初の商務長官に就任。オバマ政権下ではエネルギー長官スティーブン・チュー氏(中国系)、退役軍人長官エリック・シンセキ氏(日系)と並ぶ3人のアジア系出身閣僚の1人となった。今回はさらに、中国系初(米中国交正常化後)の駐中国大使として赴任することとなる。

「父親が健在なら、祖先の出身国である中国への赴任を無上の光栄に思ったことだろう」―そう語るロック氏自身は、米国生まれの米国育ち。中国語を話すことができないため、これから勉強する予定だという(編集部注:ロック氏の一族は広東省出身。家庭内では方言を話していたため、標準語が理解できない)。また、北京の気候や交通事情にも不安げな様子だ。14歳の娘は米国内の高校に進学したかったと、赴任をあまり喜んでいないという。

自らを「米国生まれの米国人」と言い切り、特に親中派の傾向は見られないロック氏だが、赴任後はより多くの中国人観光客を招致するために注力する決意を語っている。(翻訳・編集/愛玉)

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