初の「海外籍の富豪ランキング」発表、食品メーカーが上2位独占―中国

Record China    2011年6月20日(月) 12時10分

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17日、中国で初めての長者番付を編纂したルパート・フーゲワーフ氏が「2011年中国外来富豪ランキング」を発表した。中国を拠点に事業を展開する海外人材を対象に絞った初のランキングだ。写真は首位の魏一族が展開する康師傅ブランドのインスタントラーメン。

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2011年6月17日、中国で初めての長者番付を編纂した中国在住英国人ジャーナリスト、ルパート・フーゲワーフ氏が「2011年中国外来富豪ランキング」を発表した。中国を拠点に事業を展開する海外人材を対象に絞った初のランキングだ。中国新聞社の報道。

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中国以外で出生あるいは中国以外で育ち、中国に定住している人物が対象。経営者の居住地を事業拠点と定義し、それが中国国内にあることを条件に、上位50人を選出した。結果、50人中33人(65%)が台湾出身者、続いて5人(10%)が香港出身者となり、ランキングはやはり中華系の人物で占められた。

1位は頂新国際(ティンシン・インターナショナル)を率いる魏氏一族。魏応交(ウェイ・インジアオ)氏をはじめとする四兄弟で、食品関連で事業を展開する。台湾・彰化県で創業し、現在は天津市を拠点とする。傘下にインスタントラーメン・飲料・菓子類メーカーの康師傅(カンシーフ)や、全家便利(ファミリーマート)を持つ。資産は400億人民元(約4950億円)。

2位は旺旺控股(ワンワン・ホールディングス)を率いる蔡衍明(ツァイ・イエンミン)氏。こちらも米菓・インスタントラーメンを中心に展開する食品関連メーカー。台湾・宜蘭県で創業し、現在は上海市を拠点とする。資産は380億人民元(約4700億円)。

3位は観瀾湖(ミッションヒルズ)を率いる朱樹豪(チュー・シューホウ)一族。広東省深セン市・同東莞市・海南省海口市などで展開するゴルフクラブと不動産業。香港で創業した紙製品メーカーが90年代初めから中国本土へ進出した。現在は広東省深セン市を拠点とする。資産は260億人民元(約3200億円)。

中国本土の富豪ランキングと最も異なる点は、食品・飲料・服飾関連のメーカーが比較的多い点。対して、中国本土の番付ではほとんどが不動産業となる。もっとも、今回のランキングでも10人(20%)が不動産業だった。(翻訳・編集/愛玉)

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