「ずっと女優」を…苦難乗り越えたタン・ウェイが「華語電影伝媒大奨」映画女王に―マカオ

Record China    2011年6月17日(金) 18時30分

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16日、中国の映画賞「第11回華語電影伝媒大奨」授賞式がマカオで開催され、俳優グォ・ヨウと女優タン・ウェイが最高賞に輝いた。

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2011年6月16日、中国の映画賞「第11回華語電影伝媒大奨」授賞式がマカオで開催され、俳優グォ・ヨウ(葛優)と女優タン・ウェイ(湯唯)が最高賞に輝いた。騰訊娯楽網が伝えた。

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今年で11回目を迎えたこの映画賞は、2000年に大手新聞社・南方都市報が創設した。受賞作品の対象を中国本土だけでなく、香港や台湾でも公開された中国語映画作品と定義しているところが特徴となっている。

最高賞の最優秀主演男優賞および同女優賞に選ばれたのは、中国映画「譲子弾飛」のグォ・ヨウと、香港映画「月満軒尼詩」のタン・ウェイ。チョウ・ユンファ(周潤發)、チアン・ウェン(姜文)と肩を並べ3大スター競演が話題になった「譲子弾飛」だが、自分だけが受賞を決めたことについてグォ・ヨウは、「今回の審査員が僕びいきだったんだろう」と話し、会場をどっと沸かせた。

タン・ウェイは、07年のアン・リー(李安)監督映画「ラスト、コーション」でヒロインの女性スパイを演じ、一躍人気女優になったシンデレラ女優。しかし、同作の歴史描写や濃厚すぎるラブシーンが災いして、その後2年にわたって中国映画界から“封殺”される不幸に見舞われ、それはいまだに暗い影を落としている。

今回、中国国内の映画賞で初めて最高賞に輝いたタン・ウェイは、喜びもひとしお。「ずっと欲しかった賞なのですごくうれしい。今後もいい作品で審査員の方々の期待に応えたい」と感激を伝えた。

受賞に際して、司会者からは「自分にばかり集中する不公平な出来事をどう思うか?」と、敏感な部分に触れる質問も。これについてタン・ウェイは、「私は自分に与えられた役を真面目に演じるだけ。今後もずっと女優をやってゆきたい」と話し、会場から暖かい拍手を浴びていた。(翻訳・編集/Mathilda

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