健康被害が怖いから!中国産農作物の輸入量が激減―ベトナム

Record China    2011年6月15日(水) 12時55分

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13日、ベトナム華字紙・サイゴン解放日報によると、ベトナムの中国産野菜及び果物の輸入量が激減しているという。健康被害があるのではとの懸念がその原因だ。写真は河南省のスイカ卸売市場。

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2011年6月13日、ベトナム華字紙・サイゴン解放日報によると、ベトナムで中国産野菜及び果物の輸入量が激減しているという。健康被害があるのでは?との懸念がその原因だ。14日、環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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中国産野菜、果物は2005年からホーチミン市で販売されるようになった。ホーチミン市卸売市場管理会社によると、同市場の夜間入荷量は日に1300トン。2005年5月時点ではうち200トンが中国産だった。しかし現在では50〜60トン程度にまで減っている。ベトナム税関の統計によると、今年第1四半期の中国産野菜輸入量は前年同期比18.3%減。3月に限れば26.57%減という大幅な落ち込みを見せている。

中国産野菜及び果物の売れ行き不振は、品質問題にあるという。化学肥料を過剰に使用しているため、健康被害があるのでは?との懸念が広がっているという。また人民元レートの上昇や燃料価格高騰の影響で、ベトナム産野菜と比べて高いこともネックとなっている。

ホーチミン市の業界関係者によると、中・高所得者層は米国オーストラリアなどから輸入された「高額だが安全な」果物を購入するという。低所得者層は「中国産よりも安く安全な」ベトナム産を購入する。こうして中国産は市場を失ってしまったと明かしている。(翻訳・編集/KT)

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