「曜日ごとに靴下の色指定」、意味不明の校則に隠された意図は?―陝西省西安市

Record China    2011年6月2日(木) 20時21分

拡大

5月28日、中国のインターネット掲示板に立ち上げられたあるスレッドが話題になっている。その内容は、「陝西省西安市のある小学校で訳の分からない校則がまかり通っている」というもの。しかし、この校則には明確な意図が隠されていた。

(1 / 6 枚)

2011年5月28日、中国のインターネット掲示板に立ち上げられたあるスレッドが話題になっている。その内容は、「陝西省西安市のある小学校で訳の分からない校則がまかり通っている」というもの。しかし、この校則には明確な意図が隠されていた。チャイナフォトプレスの報道。

その他の写真

書き込みで“意味不明の校則”と明かされたのは、「曜日ごとに着用する靴下の色が指定されている」というもの。陝西省西安市の西北工業大学付属小学校では、月・水・金は単色の靴下、火・木は柄物の靴下を着用しなければならない。このスレッドは反響を呼び、「何にでも口出しするんだなこの学校は」といったような声が寄せられていた。

この掲示板を閲覧したある記者が、真偽のほどを確かめるため、実際にこの小学校を訪れた。校庭ではちょうど、体育の授業が行われていたのだが、児童の靴下はみな白一色。どうやら話題の校則は実在するらしい。

この小学校では、数年前からこの校則を採用しているらしい。教師によると、全校生徒1400人のうち半分を占める寄宿生だけが守る必要があるという。その意図は何か?

日本では考え難いことだが、実は中国では「毎日、靴下を履き替える」という習慣が定着していない人もいるのだ。こうした児童が集まる学校の寄宿舎の、夏場の臭気と言ったら大変不快なものらしい。もちろん、児童の健康にも良くないだろうということで、こうした校則が考案された。毎日、違う色の靴下を指定すれば、自然と靴下は毎日履きかえることになる。どうにも口うるさいこの校則、実は児童を思いやったものだったのだ。(翻訳・編集/愛玉)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携