大陸と台湾で分割保存されていた元代の名画「富春山居図」、361年ぶりに合体!―台北

Record China    2011年6月1日(水) 12時55分

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31日、台北故宮博物院と浙江省博物館が一部ずつ収蔵する元代の画家、黄公望(1269−1354)の傑作「富春山居図」が6月1日、台北で361年ぶりの再会を果たす。写真は5月18日、北京で行われた浙江省博物館収蔵の「剰山図」の台北側への引き渡し式典。

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2011年5月31日、台湾中央通訊社によると、台北故宮博物院と浙江省博物館が一部ずつ収蔵する元朝末期の画家、黄公望(ホァン・ゴンワン、1269−1354)が描いた水墨画「富春山居図」が6月1日、台北で361年ぶりの再会を果たす。中国新聞網が伝えた。

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台北故宮博物院では1日午前、「山水合璧―黄公望と富春山居図」特別展の開幕式が開かれる。式には劉兆玄(リウ・ジャオシュエン)台湾文化総会長、江丙坤(ジアン・ビンクン)海峡交流基金会理事長、周功●(ジョウ・ゴンシン/●=金が3つ)台北故宮博物院長らが出席するという。

「富春山居図」は中国10大名画の1つに数えられる傑作。1650年に所有者が死去した際、遺言で燃やされることになり、危うく全焼は逃れたものの、焼け残ったものは大小2つに分割。1949年の中台分断後は、小さい方は浙江省博物館で「剰山図」として、大きい方は台北故宮博物院で「富春山居図」としてそれぞれ収蔵されてきた。

中台が共同展を開催するのは2009年に清代の雍正帝にまつわる文物を集めた「雍正大展」以来、2度目となる。一般公開は2日から。(翻訳・編集/NN)

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