中国の流動人口規模、2050年に3億5000万人と予測―清華大教授

Record China    2011年6月2日(木) 8時54分

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30日、中国で人口の流動化が進んでいる。2010年の流動人口は2億2100万人だが、2050年には3億5000万人前後の規模にまで達すると予測されている。写真は北京市。出退勤の送迎車を待つ出稼ぎ工たち。

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2011年5月30日、中国新聞網によれば、都市化が進む中国でかつてない規模での人口の流動化が起きている。2010年の流動人口は2億2100万人だが、清華大学の毛其智(マオ・チージー)教授は「中国都市発展報告」で2050年には3億5000万人前後の規模にまで達すると予測している。

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毛氏の予測によれば、今後20〜30年は中国本土の流動人口は2億〜3億人の規模が維持されるが、その内訳などは複雑に変化していくことが予想されるという。報告書では人口流動性には4つの基本的な動きが現れると指摘している。

1つは、流動人口の規模は増大を続けるものの、増加のペースは徐々に鈍っていくこと。2つ目は、短期的には長距離の人口流動が減少して沿海地区への集中が鈍り、各省都を中心とした流動が中心となるが、その一方で長期的には沿海地区への人口流動が継続すること。

3つ目は、流動人口の分布が東部沿海部の都市ベルト地帯や、内陸部の都市群、西部の中心的都市に集中すること。4つ目は人口の流動性が生計を目的としたものから、多様になることが挙げられている。流動人口の多勢を占める出稼ぎ労働者が若年化し、教育水準が向上していることなどが背景。(翻訳・編集/岡田)

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