スターリンが毛沢東に贈った「イリューシン14型機」を解体―河南省鄭州市

Record China    2007年1月20日(土) 15時19分

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河南省鄭州市で毛沢東の専用機「イリューシン14」の解体工事が行われた。同機は北京市に運ばれ、組み立てなおされて博物館に展示される。

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2007年1月18日、河南省鄭州市の新鄭国際空港で、毛沢東の専用機「イリューシン14」の解体工事が正式に行われた。同機は今後、北京市の中国民航博物館に運ばれ展示される予定だ。

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イリューシン14はソ連が開発した航空機。1950年7月に初めて試験飛行を行い、1954年から使用に入った。イリューシン14型機にはさまざまなタイプがあり、18人から32人まで乗せることが可能、全部で1041機が生産されたという。中国は1955年からこのイリューシン14を49台購入しており、それらは国内線の旅客輸送と専用機としての役割を果たしてきた。

今回北京に向かうイリューシン14型航空機は全長21.31m、横幅31.7m、高さ7.8m、B-4208の番号を持つ。2つのピストンエンジンを搭載し、航続力は8時間10分。客室には椅子が17脚、ベッド、ソファ、事務机が1つづつ置かれ、客室前の仕切り板の右側には、毛沢東がこの飛行機に乗った時の写真が1枚貼られている。 この飛行機は1956年、ソ連のスターリンが毛沢東に贈ったものだ。1985年から中原航空会社のもとで運航を始め、1992年に民航の規則により運航停止となった。2001年、南方航空会社河南支社は機体のもとの構成と特徴を変えないことを前提に修繕を行い、文化財として保存する措置をとった。

さすがにもう飛ぶことはできないので、解体して北京に運ばれる予定だ。

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