中国の都市化速度が停滞、大都市は飽和状態に―ドイツメディア

Record China    2011年5月27日(金) 9時1分

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26日、ドイツメディアは中国の都市化速度が停滞に直面していると報じた。写真は浙江省桐郷市の中央ビジネス区建設予定地。

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2011年5月26日、中国紙・環球時報はドイツメディアの報道として、中国の都市化速度が停滞に直面していると論じた。以下はその内容。

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中国国家統計局が4月に発表した統計によると、全人口の49.7%にあたる約6億人が都市部に住んでいる。これは2001年比13ポイント増。経済発展が進んでいる東部の沿海部の人口が増え続けているということは、発展が遅れている西部の内陸部から人口がどんどん移動しているということになる。

大都市や沿海地域はまるで磁石のように毎日何千、何万もの若者や出稼ぎ農民を引き寄せている。現在、都市部で生活する6億人のうち、半分は出稼ぎ農民だ。多くの求職者にとって、大都市は魅力的。もし、北京や上海で仕事が見つかり、マンションまで買うことができたら、それは同年齢の仲間内でかなり成功した部類に入る。

だが、都市の出稼ぎ農民を受け入れる能力もすでに限界に達している。コンクリートジャングルでの生活に不満を持つ人も増えてきた。渋滞はひどくなり、通勤時間も長くなる一方。家賃や不動産価格の高騰も止まらない。だが、もっと恐ろしいのは資源の限界だ。北京の水不足は深刻で、1人あたりが使える水の量は世界の平均水準の約10分の1しかない。

専門家によると、中国の都市化はまだ終わっていない。大都市が飽和状態なら今度は小都市でチャンスを見つける必要がある。そこには新しい工場や道路、マンションも揃っている。出稼ぎ農民たちは小都市の方が大都市より仕事が見つけやすいと感じるだろう。今後10年はこうした小都市が周辺農村の中枢になるとみられる。(翻訳・編集/NN)

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