2011年5月23日、中国の名門、清華大学にオーストラリアのジーンズブランド「ジーンズウエスト」（中国名：真維斯）の名を冠した講義棟が登場し、物議を醸している。24日付で人民網が伝えた。

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中国でもトップレベルを誇る由緒ある大学に外国のカジュアルジーンズブランドの名を冠した講義棟が登場した。その名も「真維斯楼」（＝ジーンズウエスト棟）。もともとは第4講義棟と呼ばれていた建物だった。驚いた学生らが写真を撮りネット上で公開すると、多くのユーザーから「あり得ない」との声が噴出。中には「次は班尼路（バレノ、香港のカジュアルブランド）かも」などと皮肉る声も上がっている。

第4講義棟に「真維斯楼」の看板が掲げられたのは23日の午前。同大ではこれまでにも企業からの寄付で建てられた講義棟には企業名を冠したことがあったが、例えば新聞学院には広告大手の宏盟集団、電子工学部にはローム（ROHM）など、いずれも専攻と関係のある分野の企業に限られてきた。それが今回は一般の講義棟に何の関係もない外国のカジュアルブランド。学生の間でも「イメージにそぐわない」と不評を買っている。

ある学生は「いきなり違う看板になっていた。以前は食堂の名前を変えるだけでも学生の意見を聞いてくれたのに。それが今回は事前に何の説明もなかった」と驚きを隠せない。また、企業からの寄付などを管轄する清華大学教育基金会のホームページにはジーンズウエストからの寄付に関する情報は記載されていないという。（翻訳・編集/NN）