Record China 2011年5月17日(火) 14時13分
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11日、日本に留学経験のある中国の作家・陳希我氏は「日本を理解しよう、『いつも不機嫌な奥さん』にはなるな」と題した記事をブログサイトに発表した。写真は13日、上海世界観光資源博覧会に掲げられた震災後の日本を励ます寄せ書きコーナー。
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2011年5月11日、日本に留学経験のある中国の作家・陳希我(チェン・シーウォー)氏は「日本を理解しよう、『いつも不機嫌な奥さん』にはなるな」と題した記事をブログサイト・網易博客に発表した。以下はその内容。
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中国人の日本に対する感情は複雑だ。自分たちより進んでいることを羨ましく思う反面、元はといえば中国から文化を学んだいわば息子のような存在がいつの間にか親を追い越し、やがて親に殴りかかって来た親不孝者だと憎んでいる面もある。だから、些細なことでも大きな民族問題に発展するのだ。
それは、必ずしもどちらが悪いというわけでもない。例えば、中国では他人の足を踏んでも謝る習慣はない。踏んでしまったものは仕方がないからだ。だが、日本は違う。そこで、なぜ謝らないのかとケンカになる。そうなるともう止まらない。中国人は「日本人が我々を差別した!」と大騒ぎし、ついには目の前の日本人を当時の日本兵に置きかえる。
それはまるで、夫に相手にされずいつも不機嫌な奥さんのようではないか。とにかく怒っているため、理性的な考えを持つことができない。悪いのは夫、なんて可哀そうな私、男の人なんてみんな悪者よ、謝ってちょうだい、謝らなければ仲良くしてあげない―。だが、日本を理解するためにはまず、この「不機嫌な奥さん」状態から脱け出すべきだろう。
例えば男同士のケンカなら、敗者は自分の力が至らなかったとあっさり負けを認める。いつまでも傷口を見せつけて、「ほら、痛そうでしょう?」と同情を引くような女々しいことはしない。これを中国と日本に置き換えてみよう。果たして中国はいつまでも日本に謝罪を求めて良いのだろうか?
日本人が戦後、民主化の洗礼を受けてから随分経つ。実は彼らの考え方は非常に平和的で、再び軍国主義になる可能性はほとんどない。当時は天皇陛下の一声で戦争が始まったが、今は全く違う。首相でさえも簡単に自衛隊を出動させることはできないのだ。もっとも生まれてから1度も民主制度の下で生活したことがない人には想像すらできないかもしれないが。(翻訳・編集/NN)
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