2011年5月14日、北京晩報によると、中国では夏の旅行シーズンに向け、海外ツアーの予約が好調だ。人気の北米地域は8月まで予約で埋まり始めており、日本ツアーの再開も検討されている。

【その他の写真】

北京の複数の旅行会社では、米国ツアーの予約は8月中旬までいっぱいだ。夏休みまでまだ3カ月あるが、募集定員の半分は埋まっているという。今夏のツアー代金は、例年に比べてやや高め。全行程が10〜12日のものなら3万元（約37万4000円）以上。燃油特別付加運賃（サーチャージ）の上昇などで、昨年より5000元以上高いが予約は好調という。

一方、欧州旅行では、数カ国の周遊型よりも一カ所滞在型ツアーに注目が集まっている。映画「ハリー・ポッター」シリーズの舞台となった英国探訪、ドイツの古城やオランダのチューリップ園巡り、ギリシャのエーゲ海観光などが人気の旅行先だ。

さらに、政情不安で客足が遠のいていたエジプトへのツアーも6月に再開される見通し。放射能漏れ事故で中止されていた日本行きも、再開に向けて各社が来月にも日本を視察。北海道など事故の影響が少ない地域を中心に、旅行日程が組まれる見通しだ。（翻訳・編集/AA）