Record China 2011年5月13日(金) 11時10分
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10日、「中国は『ノーベル食品添加物賞』を申請してみれば?」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は新疆ウイグル自治区ウルムチで摘発された闇業者。化学添加剤などを混ぜた液体でコーティングしたきくらげを製造していた。
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2011年5月10日、「食の安全」を脅かす事件が相次ぐ中国で、「中国は『ノーベル食品添加物賞』を申請してみれば?」と題した記事が中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。
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9日付の人民日報によれば、中国では9割近くの食品に添加物が入っており、成人で1日に80〜90種類を摂取していることが分かった。これほど多くの食品添加物を我々は毎日摂っていたとは!
ここ数年で頻発している食の安全に絡む事件でも、添加物が原因でないことなどなかった。「皮革たんぱく粉入り牛乳(タンパク質含有量を偽装)」「カドミウム米」「染色マントウ」「痩肉精(脂身肉を赤身肉に偽装)」「牛肉膏(豚肉を牛肉に偽装)」「メラミン入り粉ミルク(タンパク質含有量を偽装)」「リサイクル食用油(使用済みの油を再使用)」など、いくらでも挙げることができる。
中国では食品添加物がこれほど活力ある繁栄を遂げている。ではいっそのこと「ノーベル賞」を申請してはどうだろうか。集団名義なら「食品添加物カバー領域最多賞」、個人名義なら「1日で摂取する食品添加物の種類最多賞」で良いだろう。加えて、賞以外にもいくつか利点がある。
まずは、「古きを捨て新しきを打ち立てる、国に栄誉を」。今まで食品添加物でノーベル賞を受賞した国や地域はない。もし中国が受賞すれば、「権威と先進」を手にすることができるだろう。それに中国本土からのノーベル賞受賞者「ゼロ」という現状も突破することができる。
次に、「士気を高め、経験を蓄積し、前進あるのみ」。9割近くの食品に添加物、1日に80〜90種類―これほどの「成績」がノーベル賞委員会の目に留まり、支持と激励を受けたら…。すぐにいい気になる中国人のこと、さらに良い「成績」を挙げようと奮闘し、早々に「すべての食品に添加物、1日に摂取する種類は3ケタを突破」と宣言するだろう。ああ、何と誇らしいことか!
そして、「世界の医療技術の進歩に貢献」。食品添加物の過剰摂取により、がんなどの病気になる人が増える。それを治すために、世界中の医療機関が研究・開発を重ねることになるだろう。これにより、人類の医学が大きく進歩することは間違いない。(翻訳・編集/NN)
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