Record China 2011年5月5日(木) 14時12分
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4日、日本の原発汚染水による海洋汚染への懸念から、中国の海産物の日本向け輸出が急増、欧米でも日本産海産物を停止し中国産に切り替える動きが出ている。写真は日本輸出用の海苔を加工している中国の工場。
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2011年5月4日、人民日報(海外版)によると、中国の海産物の日本向け輸出が急増している。
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浙江省にある飛日集団の工場では、作業員らが日本向けの魚の缶詰の生産を急ぐ。日本の顧客から「あるだけ買う」と言われているという。東日本大震災による放射能汚染水の流出による海洋汚染で、日本の海産物が深刻な影響を受ける中、中国への需要が増加している。
中国の専門家らは、日本の東海岸から中国への海流は一年を通じて存在しないため、放射性物質が中国の養殖産業の拠点の1つである山東省などに漂着することはない、とみている。中国の海産物の養殖拠点は海岸近辺に集中しており、中国沿海である渤海、黄海、東シナ海などに生息する魚介類などの捕獲にもほとんど影響はない、とする。
中国工商業連合会・水産商会の朱長良(ジュー・チャンリャン)常務副会長によると、中国企業における水産物および水産加工品の輸出急増が顕著で、日本に限らず韓国、欧米諸国などで広く中国産海産物の輸入が増加しているという。記事はその原因として、日本国内で国内海産物への不安感が高まっているほか、欧米などでも日本近海の海産物の輸入を停止し、中国産に切り替える動きが出ていることを挙げている。(翻訳・編集/津野尾)
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