Record China 2011年5月4日(水) 18時0分
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日本新聞博物館で5月29日(日)まで、「東日本大震災 報道写真展」が開かれている。津波など被害の実態、被災者の苦しみ、懸命の捜索、救援・救護活動、避難所での生活など計90枚のカラー写真が時間の経過を追う形で展示されている。
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日本新聞博物館(横浜市中区)で5月29日(日)まで、特別展示「東日本大震災 報道写真展」が開かれている。「地震」「津波」「原発(放射能)」の3重苦、死者・行方不明者2万5461人を数える東日本大震災が起きてから、もうじき2カ月になる。しかし、今なお東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能漏れは確たる解決の見通しすら立っておらず、12万6120人もの地域住民が辛く苦しい避難生活を余儀なくされている。
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間違いなく戦後最大の民族の悲劇として日本の、いや世界の歴史の教科書に書かれるこの大災害を日本新聞協会加盟各社のカメラマン・記者は新聞を通し、テレビを通してどう伝えてきたのか。突然の地震と、そしてそれに続く巨大な津波が発生したときに、死の危険と隣り合わせで撮影された、大地をのみ込み、一切を押し流す数々の津波の写真に始まり、被害の実態、被災者の苦しみ、懸命の捜索、救援・救護活動、避難所での生活などをとらえた計90枚のカラー写真が時間の経過を追う形で展示されている。
筆者も連休中のある日、博物館を訪ねた。テレビや新聞で既に、繰り返し反復して災害の映像は見てきたはずが、それでもなお見たこともない写真が数多くあった。三陸海岸を襲った津波のとてつもないエネルギーを改めて知らされ、また一瞬にして命を奪われた東北の人々のことを思って苦しくなった。そしてそうした中でも助け合う被災者の姿に胸が熱くなった。ぜひ博物館を訪ねてほしい。そして歴史を生きる同時代人としてこの大震災を胸に刻んでほしい。
新聞各社が発行した「号外」が2階受付前で併せて展示されている。最寄り駅は、みなとみらい線「日本大通り駅」情報文化センター口直結。(投稿/中村隆二)
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