Record China 2011年5月1日(日) 9時48分
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29日、米国の研究報告によると、中国の二酸化炭素排出量は2030年までにピークに達する見込みだ。写真は杭州のオフィスビルに並んだエアコン室外機。
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2011年4月29日、米国の研究報告によると、世界最大の温室効果ガス排出国である中国の二酸化炭素(CO2)排出量は、2030年までにピークを迎える。中国の家電や建築に対する需要が同時期に飽和状態に達すると予測されるためだ。ロイター中国語電子版が伝えた。
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カリフォルニア州にある米エネルギー省の研究所、ローレンス・バークレー国立研究所の研究チームが作成した最新報告のなかで、研究員の1人であるマーク・レビン氏は「各家庭に冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの家電製品が行き渡り、1人当たりの居住面積が安定すれば、各世帯の電力消費量の増加は抑えられる」と指摘した。
中国の二酸化炭素排出量は世界全体の4分の1を占め、世界最大の温室効果ガス排出国だった米国よりもさらに多くなっている。二酸化炭素排出量がピークを迎える正確な時期やその排出量については、中国政府の今後のグリーン(緑化)政策や石炭に替わる原子力や水力発電への移行具合によって決まるという。他の研究報告よりもピークの時期が早くなっている点については、排出量の多い鋼鉄やセメントへの需要が2030年前後に落ち着くことも計算に入れているからだと説明している。(翻訳・編集/本郷)
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