中国富裕層が海外不動産市場へ積極進出―現地で混乱呼ぶケースも

Record China    2011年4月18日(月) 7時0分

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14日、国内の不動産購入制限を受け、中国の富裕層が海外市場に転戦している。写真は中国人不動産購入者に人気のオーストラリア・ゴールドコースト。

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2011年4月14日、ロイター通信中国語版は、国内の不動産購入制限を受け、中国の富裕層が海外市場に転戦していると伝えた。

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中国で貿易企業を経営するアマンダ・スンさんはたった1度、オーストラリアのゴールドコーストに観光旅行に行っただけだが、その後、同地で3件の不動産を購入した。将来はオーストラリアに移民する予定だ。現在、スンさんのように海外の不動産に投資する中国人富裕層が増えつつある。

各国にとっては中国人富裕層の持つお金は魅力的だが、一方でその資金力が混乱を生むことがある。シンガポールや香港では不動産価格抑制に当局が力を入れているが、中国人の投資はその努力を打ち消すものとなっている。

中国では人民元を外貨に交換する限度額が年5万ドル(約415万円)と定められており、海外投資を制約するハードルとなっているが、今後20万ドル(約1660万円)にまで引き上げられるとの噂もある。

一方で個人海外投資の拡大を憂慮する見方もある。スタンダードチャータード銀行中国地区の李偉(リー・ウェイ)エコノミストは、「中国の投資家が海外不動産市場についてちゃんと理解できるかどうか、政府は懸念している」とコメントした。(翻訳・編集/KT)

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