2011年4月4日、アン・リー（李安）監督の最新作「パイの物語」（Life of Pi）に、フランスの名優ジェラール・ドパルデューが出演している。中時電子報が伝えた。

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07年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した｢ラスト、コーション｣でも知られるアン・リー監督の最新作は、02年に英ブッカー賞を受賞したカナダ人作家ヤン・マーテルの大ベストセラー冒険小説「パイの物語」。嵐で難破した船の救命ボートに乗った16歳の少年パイと、動物たちとの壮絶な漂流生活を描いたもので、監督にとっては初の3D作品に。現在は台湾で撮影が続いている。

台湾メディアによると、同作には「グリーン・カード」「レ・ミゼラブル」などに主演し、“フランス映画の至宝”と呼ばれる俳優ジェラール・ドパルデューも出演。調理師役を演じており、ロケ撮影現場では、地元・台湾のファンとの記念写真撮影にも気さくに応じているという。

リー監督にはこのほど、92年のアジア太平洋映画祭で最優秀作品賞に選ばれた「恋人たちの食卓」の続編製作の噂も浮上している。同監督作「ウェディング・バンケット」や「グリーン・デスティニー」を送り出した映画プロデューサー・徐立功（シュー・リーコン）が手がけることを明らかにしており、リー監督にメガホンを執るよう求めているという。（翻訳・編集/Mathilda）