中国人をマイナスイメージだけで見るのは止めにしよう―伊紙記者

Record China    2011年4月5日(火) 5時0分

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3月31日、中国人観光客は景気回復の起爆剤として重要視されるべきなのに、イタリア政府と社会は依然として中国人をマイナスイメージで見ている、とイタリア紙は指摘した。写真はローマ。

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2011年3月31日、イタリアの有力紙ラ・スタンパのマリオ・カラブルス記者は、「イタリア政府と社会は依然として中国人をマイナスイメージでしか見ていない」と同紙で指摘した。目覚しい経済発展を遂げた中国人はイタリアにとって景気回復の起爆剤として重視されるべきだと主張している。4月2日付の環球時報が伝えた。以下はその要約。

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中国人観光客のイタリアでの消費額は、日本人やアメリカ人を抜いて今や世界トップに。昨年1年間に約100万人の中国人がイタリアを訪れ、その1人あたりの消費額は869ユーロ(約10万円)にのぼった。中国には2億4900万人の富裕層が存在するが、彼らの購買力は欧州のミドルクラスと同等。しかし多くは国外に出ないか、あるいはイタリア以外の場所に行ってしまう。

景気回復を願うイタリアにとって中国人観光客は大切なお客様であるのに、イタリア政府は何の反応も示さぬまま。社会全体も彼らを不法移民のごとく見ている。中国語課程を導入した学校に対して否定的な意見さえ寄せられるほどだ。しかし、フランスやイギリス、ドイツなど他の欧州国家では早くから中国人観光客にターゲットを絞り、査証発給の緩和など数々の歓迎策を講じた結果、多くの観光客獲得に成功している。イタリアは観光業や国家の未来のために、我々の心や官僚体制の中にある中国人に対する誤った固定観念を今すぐ払拭すべきなのだ。(翻訳・編集/本郷)

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