当局が“四大名著”のドラマ化を禁止!飛躍しすぎのリメイク作に苦言―中国

Record China    2011年4月5日(火) 11時54分

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3日、中国政府が「紅楼夢」「西遊記」など“中国四大名著”について近い将来、テレビドラマ化を禁止することを発表した。写真はドラマ「紅楼夢」より。

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2011年4月3日、中国政府がこのほど、「紅楼夢」「西遊記」など“中国四大名著”について近い将来、テレビドラマ化を禁止することが分かった。新華網が伝えた。

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中国のメディアを統括する国家広播電影電視総局(広電総局)のテレビドラマ管理部門・李京盛局長は1日、「2011年ドラマ監督委員会年度会」の席で、「紅楼夢」「西遊記」「三国演義」「水滸伝」の“中国四大名著”について言及。ここ数年、次々に新作ドラマが製作されリメイクブームに沸く“中国四大名著”だが、「近い将来、再びドラマ化は認めない」と語り、製作を禁止した。

李局長によると、中国で近年製作された四大名著のドラマは、いずれも原著からかけ離れた内容のものが多く、一般社会と民族文化に与える影響が大きいとのこと。「名著を勝手にもてあそんでよいのか」「監督にコントロール力はないのか」など考慮すべき問題が多く、最終的にドラマ化禁止を決定したという。

広電総局の発表を受けて、学者や文化評論家の間からもさまざまな意見が。北京大学中国語学科教授の張頤武氏は、「当局からの善意ある注意」だとして、発表に好意的な考え方を示している。

中国四大名著のドラマ化ブームについては、リー・シャオホン(李少紅)監督の2010年「紅楼夢」、チャン・ジージョン(張紀中)監督の2010年「西遊記」、今年放送が決まっている「新水滸伝」などがある。(翻訳・編集/Mathilda

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