Record China 2011年3月31日(木) 12時48分
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30日、福島原発に由来する放射性物質が中国各地で相次ぎ観測されている。ごく微量にとどまり健康被害はないと説明されているが、中国国民の間には不安が広がっている。写真は浙江省の小学校で行われた放射能に関する授業。
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2011年3月30日、福島原発に由来する放射性物質が中国各地で相次ぎ観測されている。ごく微量にとどまり健康被害はないと説明されているが、中国国民の間には不安が広がっている。こうした中、ネット掲示板の書き込み「微量の放射性物質が中国に襲来=国民は冷静に向き合えるか」が注目されている。以下はその内容。
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日本を襲った大地震。福島原発から漏れた放射性物質は世界各地で確認されている。海を隔てた隣国の中国にも飛来することは免れない。しかしその量はごく微量であり、健康被害に繋がるレベルではない。もし緊急対応に失敗していれば世界中に被害は拡大していたことを考えれば、日本の対応を称賛しなければならないだろう。
もっとも先日、中国で起きたヨウ素添加塩の買い占め騒ぎには不安を感じた。愚かなことに、塩だけではなく醤油まで買い占める騒ぎまであったという。被災した日本以上に中国人はパニックとなった。かつて日本と戦火を交えた中国だが、いかなる時でも相手に劣ることはなかった。だが、現在のこのような国民意識では、もし再び戦争が起こった時、どんなことが起きるだろうか?
現在、中国政府の環境保護部局は確認された放射性物質量を隠すことなく、ウェブサイトで公開している。情報の透明化は政府の大きな進歩だ。放射性物質の正確な観測結果の重要性については、当局が最もよく理解しているのだ。後は塩の買い占めといった悲しい現象が再び起きないことを祈るのみ。微量の放射性物質の飛来に国民は冷静に向き合えるのか、今後の推移を待ちたい。(翻訳・編集/KT)
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