Record China 2011年3月27日(日) 12時10分
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24日、中国青年報は「震災が日本の自動車メーカーに打撃、トヨタは王者の地位を守れるか」と題した記事を掲載した。販売台数世界一のトヨタが対面している苦境と今後の展望を論じている。写真はトヨタのエンブレム。
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2011年3月24日、中国青年報は「震災が日本の自動車メーカーに打撃、トヨタは王者の地位を守れるか」と題した記事を掲載した。
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今月11日に発生した東日本大震災によって、日本の自動車メーカーは次々と生産停止に追い込まれた。トヨタ、ホンダ、日産の3社で22工場が休業状態に。1日あたりの損失はトヨタで7300万ドル、ホンダ、日産、スズキでもそれぞれ2500万ドルを超えるという。
トヨタの子会社・セントラル自動車が宮城県大衡村に構えていた工場は、“国内第3の拠点”と位置付けられていた。しかし、岩手県金ケ崎町に位置するトヨタ子会社・関東自動車工業の工場とともに閉鎖状態で、この2工場の稼働停止はトヨタにとって大きな打撃となっている。その他、全国の工場も今月14日以来生産停止となっており、少なくとも26日までは再開はないとの発表(一部の海外向け部品工場などを除く)。今後の見通しについては不明だ。もし仮に生産を再開しても、原発事故による電力不足を考慮すれば、その完全復帰は長期戦になると見られ、「自動車輸出大国、日本」の復活は遠い先のこととなるかもしれない。
新興国市場への積極的な進出を今後の目標の一つに掲げていたトヨタ。2015年までに、海外販売の15%を中国で達成する計画だった。トヨタ中国本部長の佐々木昭氏によると、同社の中国市場での販売目標は、2015年までに150万台を達成すること。2010年の販売台数85万台から計算すると、今後5年間に年13%の成長を保持することになる。なお、中国市場では日本車の価格がすでに値上げを始めている。
一方、世界市場での販売台数については2010年、トヨタは841万8000台で3年連続首位を保った。しかし、2位につけている米ゼネラルモーターズ(GM)は838万9000台で、3万台の僅差。トヨタ世界一の座は決して安泰なものではない。
ただ、トヨタは過去5年間で海外工場の生産比率を上げており、国内生産を縮小させている点が幸運だった。2010年に全世界で生産した762万台のうち、国内生産は328万台。この傾向は地震の影響でさらに加速するものと見られる。(翻訳・編集/愛玉)
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