北京―上海間の高速鉄道、不正流用23億円が発覚―中国

Record China    2011年3月24日(木) 9時0分

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23日、北京―上海間の高速鉄道建設で計1億8700万元(約23億円)の不正流用があったことが発覚した。写真は京滬高速鉄道の棗庄西―済南間を試運転する中国版新幹線。

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2011年3月23日、中国会計検査署の公式ウェブサイトによると、北京―上海間の高速鉄道建設で計1億8700万元(約23億円)の不正流用があったことが発覚した。

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同署の固定資産投資審計司の徐愛生(シュー・アイション)司長によると、2009年と2010年に実施した同鉄道建設プロジェクトに対する会計検査で、不正な入札や領収書の偽造などの問題が発覚した。不正流用額は計1億8700万元(約23億円)に上った。北京と上海を結ぶ「京滬高速鉄道」は2008年4月から建設が開始され、2010年11月に全線貫通した。6月から全線での試運転が開始される予定。全長1318キロメートル。

中国では劉志軍(リウ・ジージュン)鉄道相が「重大な規律違反容疑」で解任されたほか、その右腕で「中国高速列車技術の基礎を築いた第一人者」と呼ばれていた張曙光(ジャン・シューグアン)運輸局長も停職処分になったばかり。中国メディアは鉄道利権をめぐる大規模な汚職事件に発展する可能性を指摘している。(翻訳・編集/NN)

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