Record China 2011年3月21日(月) 19時37分
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18日、東日本大震災で政府に絶大なる信頼を寄せる日本人に驚いた中国人ブロガーが「従順な日本の民、疑い深い中国の民」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は17日、北京の病院で放射能検査を受ける日本から帰国したばかりの中国人13人。
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2011年3月18日、東日本大震災で政府に絶大なる信頼を寄せる日本人に驚いた中国人ブロガーが「従順な日本の民、疑い深い中国の民」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。
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未曽有の大地震と津波が日本を襲ったその日からほぼ毎日、日本に長く住んでいる妻の妹と電話で話をしているが、時間の経過とともに日本にいる彼女(および彼女の日本人夫)の方が、遠く離れた我々よりよほど落ち着いていることに気付いた。例えば17日午後、彼女は筆者の妻にこう聞いた。「中国は食塩の買い占めで大変なんでしょう?足りないようだったら日本から送ろうか?」。
気丈な言葉の裏には年老いた両親を心配させないための気配りがあるに違いない。だが、彼女たちの家は放射能漏れ事故が起きた福島第1原発からわずか200kmしか離れていない埼玉県にある。東京では通常の20倍もの放射性物質が検出され、各国は自国民を日本から脱出させるのに懸命だ。このような状況下で、故意に平気なふりなどできるだろうか?
彼女たちはわざと気丈に振舞っているのではない。「放射能漏れは人体に影響がない」という政府の発表を100%信用しているのだ。「政府がそう言っているのだから大丈夫」と安心しきっている。「外出を控え、テレビで流す情報に注意するよう」言われれば、その通りにする。中国人のようにわらわらと外に出てきて、「誰かから聞いた最新の情報」を交換しようと必死になることもない。
中国の役人たちは日本国民のこうした態度を見て、秘かに羨ましいと感じただろう。筆者のように「疑い病」が深刻な中国人は、ここ数日の枝野幸男官房長官の苦悩に満ちた様子を見ても単なる慰めのウソにしか聞こえない。中国人はまず役人の言葉を疑うことから始まる。これが典型的な「中国式反応」だ。だが、日本人は枝野長官の睡眠不足を心配し、ツイッター上では「#edano_nero」が流行語のようになっている。
中国の役人たちは今ごろ、自分が相手をするのがなぜ日本人のように「従順な民」でなく、中国人のように「疑い深い民」なのだろうかと嘆いているに違いない。だが、さすがの日本人も日頃から隠ぺいばかりしているような政府の言うことは信じないだろう。枝野長官や日本政府が誠実だからこそ、国民が安心して付いていくのだということに中国の役人たちも気付くべきだ。(翻訳・編集/NN)
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