皮を残す?悪徳司法局長の豪華別荘、「反汚職」の象徴として観光スポットに―重慶市

Record China    2011年3月9日(水) 12時29分

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8日、重慶市公安副局長・同市司法局長という立場を悪用して悪事の限りを働いていたとして前年7月、死刑に処された文強氏の別荘が「反汚職」の象徴として生まれ変わった。

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2011年3月8日付のチャイナフォトプレスによれば、重慶市公安副局長・同市司法局長という立場を利用して悪事の限りを働いていたとして前年7月、死刑に処された文強(ウェン・チアン)氏の別荘が「反汚職」の象徴として生まれ変わった。

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新たに「重慶市公安局反腐敗・クリーン政治推進教育基地」として指定された別荘は、重慶市内からおよそ200km離れた別荘地・武隆県仙女山にある。その敷地面積は約1万3000平米を数え、スペインのコロニアル様式を模した3階建ての建物が2棟並んで建てられており、地元では「双子の別荘」と呼ばれている。高級石材を外装材に使用した暖炉・煙突つきの母屋に、各種熱帯植物を植えた庭。その建築費用は3000万元(約3億8000万円)と推測される。地元のツアーガイドによれば、この別荘を見に行きたいという人が後を絶たないという。

別荘を直に見た人は例外なく「何て豪華なんだ、本当にひどい」と口を揃えるとツアーガイドは話す。重慶市武隆県はリゾートを中心とした観光を売りにしており、この別荘が観光地として整備されれば、さらなる観光客増加が見込めるとあるガイドは話している。

重慶市の元公安局副局長で元司法局長の文強氏は在任中の96〜09年、地元暴力団組織と癒着していた。わいろと引き換えに彼らの活動を庇護、時には犯罪行為に加担することもあり、巨万の私腹を肥やして贅を尽くしていた。これまでの収賄額は1211万元(約1億4000万円)とも言われている。09年9月に逮捕され、10年7月に収賄罪など複数の罪状で死刑が執行された。(翻訳・編集/岡田)

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