中国は「北朝鮮制裁」で米に譲歩し、台湾統一への米の同意勝ち取れ―ロシア学者

Record China    2011年3月8日(火) 7時28分

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3日、ロシアの学者が、中国は北朝鮮問題で米国に譲歩する代わりに台湾統一を米国に同意させるべきだとする大胆な提言を発表した。写真はアモイ環島路に掲げられた「一国両制、統一中国」のスローガン。

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2011年3月3日、ロシアの学者が、中国は北朝鮮問題で米国に譲歩する代わりに台湾統一を米国に同意させるべきだとする大胆な提言を発表した。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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モスクワ国立大学世界政策学院のAlexei Pilko副教授がロシアの通信社RIAノーボスチ(電子版)への寄稿で、「中国と米国が台湾問題を解決するための最も重要なカギは朝鮮半島にある」と指摘した上で、中国は米国との間で「北朝鮮問題における立場」と「台湾統一」を引き換えにする「戦略的な取引」を行うべきだと提言した。

中国は習慣的に北朝鮮を支持する姿勢を示しているが、北朝鮮が核開発を進めることは中国にとっても安全保障上の脅威。そのため、中国はいっそのこと北朝鮮を米国との交渉材料として利用し、米国による北朝鮮への制裁に一切口を出さない代わりに、台湾を香港のように中国の一部とすることに同意させれば良いというものだ。

また、これは米国にとっても朝鮮半島で核戦争を起こさせないための唯一の選択肢である、と指摘。米国は北朝鮮が韓国と日本に原爆を落とす事態だけは避けなければならない。逆に言えば、現状を放置したままでは韓国と日本が北朝鮮の核の脅威に耐えられなくなり、自衛手段として核兵器を持つようになる可能性もある。その時になって米国が何かしようとしても手遅れだ。

この「戦略的な取引」はロシアの国益にもプラスの作用を及ぼす、と同副教授。ロシアは一貫して「台湾は中国の不可分の領土」だと認識しており、中台の統一は大変喜ばしいこと。また、北朝鮮が解体されれば核の脅威からも解放され、統一後の朝鮮半島で活発な投資活動を展開することもできる、としている。(翻訳・編集/NN)

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