<NZ大地震>多くの車が壁の下敷きに、工場再開メド立たず―現地在住の日本人経営者が緊急手記第2弾

Record China    2011年3月1日(火) 14時8分

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1日、ニュージーランド南島クライストチャーチ市で長年製造会社を経営する日本人から2度目の緊急手記がRecord China編集部に寄せられた。写真は瓦礫と下敷きになった車。

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2011年3月1日、2月22日にニュージーランド南島クライストチャーチ市で起きた大規模地震は一瞬にして英国情緒あふれる歴史的建造物を崩壊させた。同市で長年製造会社を経営する日本人から2度目の緊急手記がRecord China編集部に寄せられた。

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地震から1週間近くになろうとしています。街の中心3km四方は甚大な被害を受け、現在も軍と警察によって封鎖されており、救助隊と復旧作業の関係者のみ活動しているということです。

街の中心を囲む大通りから2ブロック離れただけの私の会社も大きなダメージを被りました。液状化による泥水、土砂の噴出とともに地割れが発生。会社の一階に泥水が流入、壁が大きく割れ、隣のビルの倒壊で会社裏の駐車場では多くの車が壁の下敷きになってしまいました。

幸い社員と彼らの家族、私の家族や友人知人はそれぞれ皆無事でしたが、多くの人間が大小の被害を受けました。水道や電気の回復が遅れたことで、私の家には知り合いがシャワーを使いに来たり水を汲みに来たり、または友人の子供を預かったりという感じでお互い助け合って生活している毎日です。

会社には今日から電気が通り、水も圧力は無いものの少し使えるようになり、今日は朝から後片付けを始めました。しかし、まだ機能が回復して生産が進められる状況ではありません。

1日も早い復旧と会社の再開を目指したいと思います。

今回の地震は私が日本を出てニュージーランドに戻る日に発生しました。地震の翌日昼に戻りましたが、先の3回の大きな地震とはまた全然違う被害の大きさに愕然としました。本当に何があるか分かりませんが生き残った人間はその分日々を大切に生きなければならないと思います。(取材・編集/風麗)

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