2011年2月23日、「中国でもジャスミン革命を」と、民主化運動を呼びかける動きがインターネット上で見られる中、新たに今月27日、国内各地で集会を開催しようとの書き込みが見られた。これは中国当局による検閲を免れるために設置された某「臨時サイト」に掲載されたもの。

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チュニジアで巻き起こった「ジャスミン革命」がエジプトや中東諸国にも波及する中、中国でも同様に、インターネットを通じて「中国のジャスミン革命を起こそう」との呼びかけが行われている。まずは、「今月20日に北京、上海などの主要都市で集会を決行」との呼びかけがあったが、現時点の海外複数メディアの報道では、それは「不発だった」と報じられている。発起人が遊び半分で仕掛けたこの呼びかけに、集まった多くが野次馬だったとされている。中国当局はこうした動きを封じ込めるため、インターネット上に掲載された関連の文章を即座に削除したり、検索結果を表示できないようフィルタリング措置を講じたりの対応をしていると見られる。

今回、臨時サイトに掲載された文面では、27日午後に国内18都市の指定場所で集会を行うとしている。列記されているのは、北京市・上海市・天津市・江蘇省南京市・陝西省西安市・四川省成都市・広東省広州市など。一般市民の食糧問題・就業問題・住宅問題をはじめ、報道の自由や司法の独立、一党制の終結などを求めると謳っている。(翻訳・編集/愛玉)