中国は「温和な巨人」を目指せ―英紙

Record China    2011年2月22日(火) 15時29分

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16日、英紙は、経済的な台頭を果たした中国は温和な巨人を目指すべきだと提言した。写真は北京の繁華街・王府井。

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2011年2月16日、英紙フィナンシャル・タイムズは、経済的な台頭を果たした中国は温和な巨人を目指すべきだと提言した。19日付で環球時報が伝えた。以下はその概要。

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中国・安邦保険の陳功(チェン・ゴン)主席研究員は、中国は「温和な巨人」として世界と対する必要があると語った。中国が「巨人」となれるか、ということついては心配する必要はない。だが「温和」はそうはいかない。それには中国の真摯な努力が必要だ。中国は権力行使の制御を学ばなければならない。たとえ強者となった中国が経済力と権力にものを言わせて世界中のあらゆる事柄に干渉し、世界を中国に従わせたとしても、その動機が清朝末期以降200年の屈辱を晴らすことにあるなら、その結果は非常に残念なものになるだろう。

シンガポールのリー・クアンユー(李光耀)元首相は今年初め、米国覇権は柔和さを備えているが、中国覇権は決してそうはならないとの趣旨の発言をしている。リー元首相は、強くなった中国はわれわれがさらに中国を尊敬するよう求めるだろうし、中国は謙遜を装いつつ、中国が望まないことが起これば、「13億の国民を不愉快にさせた」とすぐに言ってくるだろうとみている。

グローバル化が高度に進み、知識と情報を共有する時代にあって、中国の富は世界の生産秩序という基礎の上に成り立っていることを認識すべきだ。強硬手段や戦争では得られないものを、温和さによって得ることができる。外交や内政だけでなく、環境、市場、金融においても「温和」を実現することが中国には求められている。(翻訳・編集/中原)

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