中国贅沢品市場、30%以上が「愛人」による消費―米メディア

Record China    2011年2月20日(日) 22時0分

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17日、中国で消費される贅沢品のうち30%以上が「愛人」によるものと米メディアが指摘した。写真はクリスチャン・ディオールの広告をかざす中国の女性。

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2011年2月17日、米ニュースサイト、ハフィントン・ポストは中国で消費される贅沢品のうち30%以上が「愛人」によるものと指摘した。18日付で環球時報が伝えた。

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通常、裕福でない男性が愛人をつくるとその家庭と結婚に大きな影響を及ぼすが、非常に裕福な男性が愛人を囲っても問題視されないと記事は指摘。裕福な男性は十分な経済力があるため、妻に対する責任を犠牲にすることなく愛人を養うことができるというのだ。よって現在の中国文化の中では、妻と離婚することなく愛人と関係をもち続けることができるという暗黙の了解がある。

ある調査によると、男性が1人の愛人を養うのに平均5万元(約63万円)が必要だという。愛人は純粋な恋人としてというよりも、養うという関係が重要で、それが男性の特権と影響力、そして経済力を示すことにつながるのだという。08年の調査によると、男性たちが愛人のために消費する贅沢品が、贅沢品消費全体の30%を超えている。

中国では官僚・公務員が愛人を囲うことが禁止されているが、通常、「愛人費用」は汚職による収入でまかなわれているという。別の見方をすれば、愛人の存在が、汚職の根絶を妨げているのかもしれない。(翻訳・編集/津野尾)

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