2011年2月11日、シンガポール華字紙・聯合早報はこのほど、食糧危機が深刻化する北朝鮮では、中国から輸入した家畜用飼料を軍人の食料として提供していると伝えた。

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北朝鮮・両江道の消息筋によると、北朝鮮は1月末より中国から大量の「稲糠米」を輸入し、軍人に配給した。「稲糠米」とは石や実が詰まっていない穀物で、通常は家畜の飼料用に用いられる。中国では昨年の天候不順でこうした劣悪な穀物が多く生産されたため、北朝鮮に輸出されたという。

記事によると、劣悪な穀物が配給されていることに不満を抱いている人は多く、「我々は国に放牧されている家畜なのか」という陰口も聞かれる。一方で「輸入穀物を食べられるだけで十分幸せだ」との声もあるという。（翻訳・編集/KT）