2011年1月24日、中国工業・情報化部、国家発展改革委員会、環境保護部は「ポリシリコン産業参入許可条件」を発表した。省エネの促進、旧式施設の廃棄、業界構造の再編を通じ業界の健全な育成を目指す。政府が具体的な許可条件を公表するまで、多結晶シリコン（ポリシリコン）の新規生産事業の許可は見合わせる。中国証券網が伝えた。

一方、独創的な新技術を導入する場合や、環境保護上で必要と認定された事業は例外的に新規着工を認めるが、中国国務院の担当部門の検証が必要となる。

税関の統計によると、2010年の中国のポリシリコンの輸入量は国内生産量と同じで、中国の供給不足が伺える。ポリシリコンの生産能力拡充は時間がかかるため、2011年も深刻な供給不足が続くとみられる。（翻訳・編集/JX）