中国に「ブルース・リー症候群」再発の兆し―米紙

Record China    2011年1月22日(土) 17時48分

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16日、米紙は「中国に『ブルース・リー症候群』再発の兆し」と題した記事を掲載した。写真は09年7月、香港で開催された「ブルース・リーの秘蔵品展」。

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2011年1月16日、米紙ポコノ・レコードは「中国に『ブルース・リー症候群』再発の兆し」と題した記事を掲載した。19日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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ゲーツ国防長官は中国が「ブルース・リー症候群」を再発させたのではないかと危惧している。両国軍の関係改善のため訪中した同長官だったが、これにタイミングを合わせたかのように、中国人民解放軍が開発中の次世代ステルス戦闘機「殲20」のテストフライトを行ったのだ。

中国人は礼儀を重んじる民族である。通常はこのような非礼な態度で客人を迎えることはしないはずだ。では、一体これはどうしたことか?中国は今、有頂天になっているとしか言いようがない。強くなった国力を振りかざし大威張りを始めたように思える。これこそが「ブルース・リー症候群」の兆しといえよう。

中国人にとってブルース・リーはカンフー映画のヒーローにとどまらない。彼はあの時代の最も有名で、最も称賛された民族主義者だったのだ。60年代に007の「ジェームズ・ボンド」が英国の落胆を打ち消したように、ブルース・リーは70年代に強く聡明で自信に溢れた中国のイメージを作り出した。数百年にわたり侵略の屈辱に甘んじてきた中国人をどれほど勇気づけたことだろう。

最近の中国からは相当な自信が感じられる。「ブルース・リー症候群」が再発したといっても過言ではない。ただ、映画の中のブルース・リーは単に人々に娯楽を与える存在だったが、現実世界に出現したブルース・リーは人々が見たくない恐ろしい結末をもたらすかもしれない。(翻訳・編集/NN)

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