アザラシ製品を売りつけるカナダは「人種差別」=中国国内で強い反発―英紙

Record China    2011年1月18日(火) 12時46分

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13日、英紙ガーディアンは「カナダが中国にアザラシ肉を売りつけるのは人種差別」と題した記事を掲載した。写真は秦皇島海洋園のアザラシ。

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2011年1月13日、英紙ガーディアンは「カナダが中国にアザラシ肉を売りつけるのは人種差別」と題した記事を掲載した。17日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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カナダと中国は、カナダが毎年大量に捕獲したアザラシの肉や油に対し、世界で最も成長スピードの速い中国市場を開放することで合意に達したばかりだ。だが、これに対して中国の動物愛護団体が、欧州連合(EU)が輸入禁止措置をとったアザラシ製品を中国に売ることは、「人種差別」で「文化帝国主義」だと非難している。

カナダのアザラシ業界は、EUがアザラシ猟は残忍だとして声高に反対を唱えるようになったことで窮地に陥っている。それまではアザラシ製品の4分の1を消費していたEUだが、2009年にアザラシ製品の輸入を禁止する法案を可決。そのため、カナダ政府はEUに代わる市場として野生動物を食べることに抵抗のない中国に狙いを定め、アピールしてきた。

だが、中国の動物愛護団体は「欧州や北米だけでなく、カナダでも大部分の人はアザラシ猟に批判的。それを中国に売りつけようというのは全く侮辱している」と怒りをあらわにする。中国小動物保護協会の責任者も「カナダのアザラシ業界は『中国人は何でも食べる』と馬鹿にしているのだろう。ひどい人種差別だ」と強い反発を示している。(翻訳・編集/NN)

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