認知症の高齢者介護、中国で本格対応へ―米紙

Record China    2011年1月15日(土) 16時44分

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13日、中国で認知症の高齢者介護への本格的な対応が進められている。中国は30年以内に4億人を超える高齢者を抱える見通しだ。写真は南京の高齢者。

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2011年1月13日、環球網によると、米ニューヨーク・タイムズ紙は12日、中国で認知症の高齢者介護への本格的な対応が進められていると報じた。中国は30年以内に60歳以上の高齢者が4億人を超える見通しで、増え続ける高齢者の存在は大きな課題となっているが、彼らを支えるはずの若い世代は「一人っ子政策」により減り続けている。

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中国ではわずか10年前まで認知症についての知識は一般には浸透しておらず、認知症の老人は精神病院に送られ、鉄格子のはまった病室に閉じ込められることもあったが、徐々に認知症が知られるようになり、療養施設の存在も知られるようになった。ところが、今度はそうした施設が不足するようになってしまった。

そのため現在、中国の大都市では認知症の高齢者を対象とした療養施設を建設する計画が本格的に進められている。上海市でも現在およそ12万人の認知症患者がいると見られているが、認知症専門の療養施設は数カ所しかなく、年5000床のペースで療養施設の建設を行うとともに、「90−7−3計画」という老人の90%を自宅で家族が、7%を地域コミュニティが、3%を療養施設で介護する計画が進められている。(翻訳・編集/岡田)

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