中国版「かい人21面相」、スーパー食品に毒物混入―広東省広州市

Record China    2011年1月13日(木) 10時14分

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11日、広東省広州市海珠区政府は市内のスーパーの食品に毒物が混入された事件について、広東省茂名市の男(21)を容疑者として逮捕し、取調べを行った結果、毒物混入状況が明らかになったと発表した。写真は同スーパーに儲けられた返品所。

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2011年1月11日、広東省広州市海珠区政府は市内のスーパーの食品に毒物が混入された事件について、広東省茂名市の男(21)を容疑者として逮捕し、取調べを行った結果、毒物混入状況が明らかになったと発表した。中国メディアが報じた。

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事件が起きたのは広州市前進路にあるスーパー「好又多」。1月3日夜、男から店に金銭を要求する電話があり、4日の夜に再び、「6品目の食品に毒物を混入した」と脅迫する電話があった。

通報を受けた警察はただちに出動し、毒物が混入された可能性のある量り売りの米、しいたけ、はるさめ、ひき肉、鮮魚など6品目を押収。捜査を行うと同時に、関係当局はメディアなどを通じて、消費者に注意を促す通達を行った。また、押収された食品を鑑定した結果、米としいたけから殺鼠剤の成分であるブロマジオロンとクロロファシノンが検出された。

専門家によれば、これらの成分にはビタミンK拮抗作用があり、血液が凝固しにくくなる低プロトロンビン血症を生じる働きがある。誤って食用した場合、3〜10日間の潜伏期間の後、腹痛、吐き気、頭痛などの中毒症状を訴え、重症化すれば鼻の粘膜や歯ぐきから出血する場合がある。海珠区政府は再度、1月3日から4日に同店で該当食品を購入した消費者は速やかに返品するよう呼びかけている。(翻訳・編集/JX)

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